アイドルは別腹

おなかがいっぱい、っていつ来るんだろう

此の世で一番輝いている人は努力しているって教えてくれたね

 

 

うだうだしてたら南座の感想を書かないまま、気づけば横アリ公演が終わっていた。

ROTも最終回迎えたわ。

 

 

まああんだけ言っておいてわたし横アリ行けなかったんだけどな!!!!ガハハ!!!!!!(…泣)

 

 

気を取り直して、まずは南座からいきましょう。

 

 

わたしが観劇したのは2/17の夜。

もう色々ネタバレも出尽くされてた頃だけど、なるべく見ないようにしてたので、大晴が浜松屋!?弁天小僧!?おおお!?くらいは思いながらも、とにかく8人のSnow Manが楽しみで楽しみで。

 

結論から言えばだけど、

アホみたいにカッコよかったわ。Snow Man最高にカッコよかった。

 

大量の桜吹雪の中、素敵な桜色のお衣装で舞うSnowMan

何だろうな、気迫?それがとにかくすごかった。

手先まで神経の行き届いたパフォーマンスに、客席の向こう側までもを見据える目に、それが見えた。彼らの周りの桜が舞っているのは彼らが動くからってだけの話だけじゃなくて、絶対吹っ飛ばしてたと思うのよ。気迫が。

なんか桜はたしかに舞ってるんだけど、彼らの体に貼りついたりもするんだけど、でもそれも曲通りひらりひらりと舞うというより、ぶわっと飛ばされていくような。

あーうまく言えない。

とにかく華々しいオープニングで、彼らの気迫が伝わってきて、素晴らしかったんだよ。

 

ダンスやってようがなかろうが一発で、あっこれめちゃくちゃ難しい振付だ、ってわかる組曲

フォーメーションも人の組み合わせも目まぐるしく変わって、踊ってる本人たちが本当にしんどそうで。

私なら絶対やりたくない。あれ。ていうか常人がやると死ぬ。笑

まじでSnowMan体力お化け。スタートダッシュが元気すぎていつもビグゲの終盤でへろへろになってる大晴は案の定後ろで死んでた(ババアは彼の頑張りに感動していた。今回ほんと出られてよかったね!!!新たな扉開いたね!!!)

実は次の新橋でも一番楽しみにしてる演目。

 

滝沢歌舞伎のパワーアップ感というか、もうほんとこの子達死ぬほど頑張ったんだなっていうのがバチバチに伝わってきた。

素晴らしかった。なんども泣けた。

 

 

こじめぐ、ほんとにほんとにSnowManに入ってくれてありがとうね!!!って素直に思った。

なんだあの溶け込みようは。言われなかったら最初からSnowManにいたレベルの溶け込みようだった。でも多分、その場になかった違和感はきっと、元からなかったんじゃなくてあったものを2人が相当の努力をしてどこかに置いてきてくれたんだろうな。 

 

クールに乗り切る目黒くん。

がむしゃらに着いて行く康二。

 

ステージの上で生きることを決めたSnowManに、とんでもない味方、仲間が増えた気がした。悪役の2人もかっこよかった。スッとした目の2人だしタッパもあるからすごく映える。そしてスタイル良すぎだ。さすがモデル。そしてあのふざけた金銀にゲラたちがよく負けずに頑張った、、!笑

 

だてなべのMy Friend、素敵だったなあ。

長い時間を経て、『Friend』なんてシンプルな言葉で2人がつながりが伝わるような演目。

宮舘くんはこの関係性を運命と、渡辺くんは偶然の連続と言い続けてきて、きっとこれからもずっと一緒なんだろうけどちょっとお互い角が取れたこのタイミングでの『友達』というひとつの降着点。幼馴染のシンメだと周りが勝手に囃し立てたり意味付けしたりしがちのなか、今の彼らが出した答えのひとつがあまりにもシンプルで、いちばん素敵だなと思った。

 

この2人、ここ最近で急に角が取れたなあって思ってるんですよね。

ある意味で色々吹っ切れたのかもしれないし、なんとなく恥じらいとか越えてファンともメンバーとも素直に向き合えてるのか、それはなにかはわからないけど。でもこの歳になるとカッコつけなくてもそのままで十分なんとかなるなあって思えるのもわかる。

渡辺くんが武器にしたいと最近やっと言葉にしてくれるようになった素敵な歌声と、しなやかさと大胆さが武器のパフォーマンスをする宮舘くんが女性ダンサーと魅せるフライング。本当に、素敵でした。

 

あべさくちゃんの女形ね。

まあもう、なんて美しいの!って思ったときには、はへえ。って変な声出そうになって必死に口を抑えた。笑

あんなんもう街で評判の美人姉妹やんか。聡明で凛としたお姉さんと、可憐で華やかな妹。いやまじでさくまくんリアルあんみつ姫。可愛すぎる。

相手役の渡辺くんを2人がいい具合にあしらってるのも最高だった。きっと街いちばんのモテ男だろうに、そこにもなびかない2人。最初から手が出せないと一発でわかるあべちゃんと、手が届きそうで届かないさくちゃんの、種類が違う高嶺の花。

あれはたまらんやつやで、、、←

 

ふっかちゃんはねー、もう、ほんと、ほんと出来る男。一緒に仕事したい。ほんと素敵なひと。

どこまで目がついてんだっていう視野の広さ。

おまるちゃんで大暴れしながら他の子の小ボケ拾って。自分が魅せるところはきっちり魅せて。この人がSnowManにいてくれてよかったなあ。

ROTでの、『このグループだけはどうしても守りたかった』という言葉。

守る、ってあんまりいえない言葉だと思うんですよ。重すぎて。でもふっかちゃんSnowManに対してその言葉を出せる。気持ちの持ちようが人とは違うのかもしれないな。もちろん公に出た言葉で他の子たちが思ってないとかそういうことじゃなくてね。

 

 

それから

今年の滝沢歌舞伎ZEROって、マジで岩本歌舞伎でしたね????いにしえで飛び出して来なかったのが不思議なくらい岩本歌舞伎でしたね???

死ぬほどカッコよかった。先頭に立つ、岩本照という男。

挨拶一つにしても、五右衛門でも、鼠小僧も、この人のために滝沢歌舞伎の先頭が開いたんじゃないかと錯覚するほど、素敵だった。(また誤解産みそうだなこの表現。でも他に見つからん!)

ずっと見たかった、先頭のひーくんを見られて幸せでした。 

いわふかは横アリ編のほうでたくさん書きたいことがあるなー。

 

 

さくまくんの話をします。

 

ひらりと桜のさくまくんがマジで見たことないさくまくんだった。

なんでかっていうと、きっと今までのさくまくんなら、あの曲をもっと軽やかに、さわやかに、儚さも押し出すような踊り方をしたんじゃないかなーと思ってて。

でも、そういうのが、少なくともわたしが見たときはなかった。

 

こちらを見据えるあの黒目がちな目の力強さ。

もちろん抜きどころも繊細さも兼ね備えてはいるけど、かなり力の入った踊り。

一度も笑わなかった顔。

 

もうそれが本当に衝撃だった。

たとえばみんな大好き『いつか』のさくまくんは桜の妖精、って感じだけど、その妖精感がなくて。ステフォのさくまくんの、もう少しさらに強い目で。

予想もしなかった始まりに戸惑ったけど、これがさくまくんなりの、覚悟であり、新しい第一歩を踏み出す姿なんだと思った。

いままでと違う想いがきっとそこにあるんだ。

 

ステージに立つことに誰よりひたむきに取り組んできたさくまくん。

滝沢歌舞伎に愛されている、そしてちゃんと爪痕を残してきたさくまくん。

なんてかっこいいんだろう、と思ったときにはもう泣いていた。歳とると涙腺緩むよね。すの兄たちもわかるでしょ?25,6ってそうだよね?←

 

あとこれもわたしの勝手な見解だけど、

さくまくんの今年の役割は、やっぱりこじめぐを一番近くで引っ張り上げることだったんだろうなと思う。

太鼓だけじゃなくて、曲中も新加入のこじめぐの隣の位置にいることが多かった。

もちろん2人ができない子たちとか他の5人がその役割を担ってないとか、そう言うことじゃなくて、ある種のSnowMan"らしさ"、"滝沢歌舞伎"らしさという部分に彼らを染め上げていくのも彼の役割だったのかな、と。

 

さくまくんはやっぱり、ダンスや表現という面では信頼の厚い人なんだろうな。そしてそれを言葉と行動にできるひとなんだろうなあ。

ROTでも言ってたけど、言葉にしないとわからないこともあるからちゃんと言葉にするってすごいことなんですよね。

普通わかっててもできないと思うんですよ。でも本当にちゃんといってあげられる人って少ないのに、いいものはいい、できてないことにはできてないってちゃんと言うってできる人ほんと少ない。社会人として尊敬する。

 

 

前にも書いたけど、

SnowManは自分たちのお仕事にはお金が発生していることをちゃんとわかってくれてて。

それが今回ROTでのさくまくんの

『前も後ろも、それぞれみんな同じチケット代を払ってくれている』という言葉。

もう、信頼しかないなと思いました。

わたしの自担はやっぱり宇宙一かっこいいです。

 

 

 

まあなんだかんだいってても、

わたしは一年のお仕事の中で、歌舞伎に出てるさくまくんがいちばんすきなので、

今年も見られてよかったなと思っています。

それだけです。

しかも今までと違う形だし、なんせ関西に来てくれたし。まだ新橋もあるし。

 

グループ全体の話では、続きの横アリで。

配信オンリーのチームお留守番の人間でしたが。

近々また出します。

 

 

 

タイトル

椎名林檎『あおぞら』より