アイドルは別腹

おなかがいっぱい、っていつ来るんだろう

涙で滲む約束を果たしてくれた君たちへ

 

もしいつか、Snow Manがデビューしてくれて、デビューコンサートの感想を書ける時がきたら、タイトルはこれにしようと決めていた。

真白のペンライトの海の中で、幸せそうに笑う6人の笑顔がとっても素敵だったんだよって、まだ見てもいないうちから書こうとしていた日が確かにそこにあった。

 

そして、思いもよらない地球の回り方をした今、とうとうこの記事を書くことができている。もちろんあの頃想像した景色はないことに変わりはなくても、(誰もその場で観れなかったことを除いたら)その時よりもずっと素敵な未来が拡がっていた。これ以上に最高なことなんてない。ないんです。わたしにはね。

 

Snow Manを見てると、人生ってほんと、出会う人とタイミングによって変わるんだなぁと思う。

そしてきっと、世に飛び出す1番いいタイミングが今で、それを掴める運が目の前に来た時、実力という根拠をつけてみんなで引き寄せたんだなぁと、偉そうにも思ってしまう。

9人それぞれに、1年でも、1ヶ月でも、もっといえば1日でも1時間でも彼らに起こったことがずれていたら、こんな勢いのあるデビューは無かったんじゃないかなあ。

セットリスト全曲がオリジナル曲で構成されてるのだって、積み重ねてきた年月が彼らを裏切らなかったという何よりの証だし、なんというか、こんなこと思ったこと無かったけど、こんなデビューコンサートができるなら、遅咲きも悪くないなぁって思ってしまった。年月がかかったからこそ、出会えたものも多いしね。

 

でも、そんなセットリストだけど、4日間の9公演を通して、まだCMでしか使われてない『Big Bang Sweet』以外に唯一、歌われなかった曲がある。

それが、初めての横浜アリーナ公演で披露された『Snow Dream』だった。冒頭に言った、6人があの日の横浜アリーナで、真っ白のペンライトの海に浮かんだ曲。

6人の名前が歌詞にちりばめられていて、サビは

"涙で滲む約束がまだ 果たせない僕だから

もう少し傍に居て もう何度も告げたセリフだね"

という、少し頼りなくて、でも優しい歌詞。

この曲を聞いた日に、もう欠けも増えもできないって思ったとその時書いたブログにも残ってるんだけど(ほんと、私はどう転んでも預言者にはなれない。笑)、

そしてそれからの自分の気持ちの変遷もなんのうそも無いんだけど、でも、それを経て、見てみたかった景色をゆうに超える素敵な景色を、今みることができて良かったなぁと心から思う。

あの曲が歌われることはきっともうなくて、はじまりとともにさよならをしたものの一つになったけど、でも悲しい思い出じゃなく、大切な思い出にしてくれた9人に、心から感謝をしている。

それに、前を向ける理由だってある。

だって、今回の公演で、あの時6人で染めた横浜アリーナの客席が白い海になったの、9人で掴んだデビュー曲の『D.D.』からだったんだもん。こんな嬉しいこと、ないでしょ?

 

わたしは初日とオーラスの公演しか見れなかったんだけど、

初日の公演を見ながら、もう、なんか変だなって思うかもしれないけど、

「この人たちに、長生きして欲しいな」

って思った。いつか、ポヨンとお腹がでてきても、お顔がシワシワになっても、そんなのなんでもいいから、今9人で笑って、楽しいねって言ってくれるSnow Manに、そんな時間をできるだけ長く過ごしてもらいたいなと思った。この半年くらいで、世界は大きく変わったから、そんなことを思うのかもしれない。でも、そこにあったものの形は突然なくなるし、大好きな人や大切な人と突然、もう二度と会えなくなること、笑顔を見れなくなることが何も不思議な事じゃないことを、ここ最近で嫌という程思い知らされている。

 

そんなことを思っていたら、佐久間くんが、オーラスの挨拶で

「生きていれば絶対また会える」

と言ってくれた。生きていて欲しい人に言われる、「生きててくれてありがとう」という言葉が、どれだけ心強かったか。

阿部ちゃんのいう近い将来は、私の中ではもう現在で、Snow Manは紛うことなき私のヒーローだ。彼らのパフォーマンスを見て、YouTubeで大はしゃぎしてる姿を見て、CDで曲を聴いて、明日のこと、来週のこと、来月のこと、次の季節にあるであろうこと、、、たくさんのことを楽しみにして乗り越えた夜がいくつあったかわからない。年々増え続けたその楽しみ、それに反比例して減っていった供給の間隔。そのおかげで、今の私がいる。

 

2人の言葉はやっぱ個人的には特別なので別枠になったけど、もちろん他の7人の言葉にも涙が止まらなかった。

深澤さんの「間違ってなかった」という言葉を聞けてよかった。

「努力じゃ叶えられないこともある」と思った宮舘くんがそれでもひたむきに努力をし続けてくれたから今があると思えた。

どうしてこの人はこんなに真っ直ぐいられるのだろう、と思ってしまうほど、全ての人をまるっと包み込む目黒くんの優しさと純粋さが嬉しかった。

強い言葉だし、ビッグマウスの発言かよと思われるかもしれないリスクをかかえても、「なめんなよ」と言った渡辺くんを最高だなと思った。

日本一のエンターテイナーになって、世界に出たいんだと強く言ってくれたリーダーのひーくんが頼もしかった。

たくさんのさよならと最後になぜかいつも掴みきれないもどかしさを乗り越えて、ここにいれてうれしいこと、そしてお客さんが居なくて寂しいと素直に言ってくれる康二が愛おしかった。

そして、「Snow Manを好きな人が大多数派になる日が絶対来る」と断言してくれた、最年少、最強のセンターであるラウちゃんの言う未来を信じようと思った。

 

 

 

6人で叶えられなかった夢を、9人で叶えてくれた君たちへ。

本当に、本当に、デビューおめでとう。

やめないでいてくれてありがとう。負けないでいてくれてありがとう。後ろを振り返る暇もなく走り続けてくれてありがとう。今が最高だと言ってくれる未来が、どれだけこちらにとっても幸せか。

 

真っ白のペンライトの海(っぽい照明になっちゃったけど)の中で、画面の向こうの沢山のファンに向けて、幸せそうに笑う笑顔が、とっても素敵でした。

 

最高のデビューライブを見せてくれてありがとう。

これからもついていかせてね。

そして、その笑顔を直接見られる日が、少しでも早く来ますように。

生きてたらまた会えるって、大好きな人が言ってくれるなら、どう頑張ってでも生きてやるって、今日決めたわたしより。

 

 

 

書きながら聞いていた曲

↑THE HIGH-LOWS↓日曜日よりの使者

スキマスイッチ『ふれて未来を』

Creepy Nuts『生業』『スポットライト』

 

 

Twitter

(@8ppier)

 

マシュマロ