幕が上がれば 板の上に立てば
8/8かあ。
歌舞伎のDVDの感想とともに、今思うことを少しだけ。
もし、デビューしてなかったらこの一年、私はどうしてたんかなあと思う。すの担、続けてたんかな。同時にデビューするなんて考えはなかったから、売れていくSixTONESを見てられなくて、降りてたかもな。わからんけど。Snow Man好きでいるの楽しいから、よそはよそうちはうち、やったかもやけど。
あの時一緒にデビューが決まったSixTONESは、まあ今年デビューするやろって雰囲気が元から若干あったから、8/8のあの場所に、彼らと横並びで同じ発表をするSnow Manの姿は正直予想できなかった。
Snow Manは、その年の1/17に9人になって、歌舞伎横アリサマパラ前半を駆け抜けての8/8。
そっから何か強い力でグイグイと引っ張られるようにデビューまで。今はコロナやなんやらでその勢いがちょっと止められることはあるけど、でもSnow Manの名前は確実に売れたし、私も普段の会話で彼らの名前が通じるようになった回数が格段に増えた(っていうか、出せるようになった)。
雑誌は飛ぶように売れるし、番組もめっちゃあるし、YouTubeはちゃんと毎週続けてくれてるし、ようやくデビューコンの振替も決まって。
この一年ちょっと、なんかもう、すごいなぁって思う。
そんな今、これから書くわたしの意見は、きっと多数派ではないし、彼らに優しくはないし、共感を得られるものではない。特に6人のファンには普通に怒られそうな気もする。わたしも佐久間担なんだけど、これは自分の気持ちを整理するために、あえて。
歌舞伎のDVD、メイキング見て、皆さんはどんな感情を抱きましたか?
わたしは素直に「怖い」でした。
まずは、改めて見ると、演出陣が本気で彼らに血反吐を出させようとしてた演目だらけで怖い(良い意味で)。
例を挙げるなら、なぜあのバチクソしんどい組曲の後に集中力とこれまた体力がいる殺陣が入っても死人が出ないのか、とか
なぜJr.たちは腹筋太鼓に参加した後すぐに1分間踊り、その間に着替えたSnow ManはそのままMIHを踊り出せるのか?とか
そもそも宮舘涼太さんはなぜフライングから降りた直後にあんな涼しい顔で腹筋太鼓に参加しできるのか?とか。
特に3番目は永遠の謎です。
とまあこれはポジティブな怖い。Snow Manすごいなあ、他の出演者さんみんなすごいなあー、まじで体力オバケか?みたいなね。
でも、やっぱり何より、この舞台の怖いところは6+3がえげつないところだと思う。
わたしはこのDVDは、正直、デビューしてくれたから見れるようなもんだなぁと思う。
もちろんこれは、自分が実際に観劇した2019年の冬と春には思ってなかった気持ちなので、今更かいと思われるかもしれないけど。
入ってきてくれた3人、今だから言えるんだけど、ほんとに、ほんとーーーーに、よく耐えてくれたと思う。
ラウちゃんは、歌舞伎初参加で、いきなりセンター(ひーくんの存在の方が目立つ部分も多いのは前提だけど)で。受験生だったけどせっかく受かったところから編入までしてくれて、高校入学を並行しながらSnow Manになってくれた。
あの気力と体力がめちゃくちゃいる滝沢歌舞伎のヤバさに最初に気づいたポジションに関しては、他のメンバーって元はタッキーのあくまでバックのJr.としてで、初参加のいきなり一列目は彼しか経験のないこと。しかも15歳。多感な年頃だし、シンプルに学業も忙しいだろうに、本当によく頑張ってくれた。残念ながらライブじゃないから、素の自分が出ないのであの可愛げも伝わらないし、まだまだ増員に対して溜飲を下げられていない人たちにとっては目の敵にすらなるはずで。
しかも、南座はいなかったけど、ていうかいないのに、ひらりと桜の大サビは映像の彼なのよ。その場に立ってる8人差し置いて。怖くね?南座でその映像見たとき、わたしですらちょっと、はぁ?ってなったもんね。いや、彼はなんっも悪くないねんけど!大人に対してね!
それから康二と目黒くんは、ほんとに、例の一件も含めて、なんで耐えてくれたんやって不思議に思うほど。耐えるしかなかったと言われたらそれまでだけど、本当に、本当に感謝しかない。
この2人、きっとラウちゃんや6人とはまた全然違うしんどさがあったと思う。(その辺の葛藤とかバッサリ無視されてたの、結構根にもってるよ!!!ROTで追いかけてたところ以降にもあったはずよ!!!!!)
わたしが今回6+3で怖いなって思った1番の理由が、2幕の配役なのだけど、なんでこの2人が完全な悪役やったんかなーと今でも考える。
深澤佐久間宮舘岩本の続投(+主役に据えるならひーくんしかいないだろうし)組の4人は別にしても、
阿部渡辺どっちかだけでも悪役側に回せなかったのかっていうのはすごく思ってて。
なんであの状況で、完全に敵である状況を劇の中でも作られないといけないんだろう、ラウちゃんみたいに最終的に仲間になるわけでもない、そのまま敵として終わるわけだし。
しかも2人ともめちゃくちゃ悪役うまいから余計に。ほんとに嫌になっちゃうくらいの悪いやつで。
目黒くんは実際に外部で出てた舞台とかを観劇してないからあんま言えないんだけど、康二の『少年たち』での看守長とか見てても、ほんまに悪役が上手いんですよね。あのねちっこく、血も涙もない台詞回しがとにかくうまくて。だから見てるこっちも「こいつ!江戸の平和を!よくも!」みたいになるわけじゃないですか。笑
もちろん現実とはちがうとわかっていても、ただでさえアウェーな状況の中であんな最高の悪役やってくれたこと、本当に感謝しかない。
それから、これは、わりと少し意外だったんだけど、「増員が辛かったこと、この時期でもうこんな言ってたの?」ってこと。
残念だなーとはまた違うけど、墓場までとは言わずとももう少し先まで持ってくかなと正直思ってた。だってこの時点でデビューとかも決まってないし、インタビュー採用されてた子たちは、もちろんみんな「前向きに」っていうニュアンスで括っていたけど、
辛いをあんな感じでさらけ出しちゃうんだっての、わりと意外だった。これは演出上の問題までROTとの区別化もあるだろうけど、増えた側(とくにめめこじ)の気持ちが使われてないのもわりと違和感だった。
極めつけに、最年長は舞台で泣いちゃうし。笑
あれは普段は飄々としてる彼の人間臭い部分が出たんだなってとらえたらそれまでだし、誕生日公演だから自担が彼って人が客席に多い日だっただろうから、そらまあすすり泣く声も大きくはなるだろうけど、え、そんなに????って感じだった。
他のメンバーがちらちらと3人の方を見てくれているのが映ってたから救われたけど、あの時期のあの場は正直、なんの地獄かと思ってしまう。当時は実際見てなかったから、レポ見て「今これ言うか?それとも今だから言うのか?」って思うに留めてた。
もちろん画面越しのわたしに、その場にいた感じはわからないので本当は何も言えないのは今も同じかもしれないけど、、、構成がそう見せてると言われたらそれまでなのかもしれない。でも、何度も言うようだけど、ラウちゃんも、目黒くんも、康二も、ほんとに耐えてくれてありがとう。
自戒の意味も込めて、あんなアウェーな状態をのり越えてくれたのは本当にあの3人だったからだなというのは本当に実感している。お兄ちゃんたちは強がりさんが多いし最後の詰めも甘いので笑、
ここにきてラウちゃんの
「俺じゃなきゃ無理だったよ」
って言葉がことさらに滲みるDVDだったな。
...って言えるのも、デビューしてくれたからだよってのは強く思ってる。
デビューさせるために増員したのか、
増員した結果でデビューが決まったのか
そんな時系列やきっかけがどちらかとかはどうでも良いけど、このDVDを今普通に見られてる9人の今に感謝してる。
演目自体の感想は観劇時になんとなくブログに書いたしと端折ってしまったし文句みたいになってばっかで良さが全然伝わらなくて申し訳ないけど、、、
デビューが決まってちょうど一年経って振り返る滝沢歌舞伎、彼らの踏ん張りが見える素晴らしい舞台だったので、もし良ければおうちにお迎えしてあげてください。
そんなことを思った2020年の8月8日。
あの時ジュニア担をしていたそれぞれ、全然違う気持ちを持ったであろうあの日。
そっから一年。わたしが言えることはこんくらい。
改めて、Snow Manさん、デビューしてくれてありがとう。
9人でいるのが楽しい!とみんなにこにこしてくれているのを見られているのが、いま本当に幸せです。
いつまでも9人一緒に、笑顔でいてください。
その約束の期間がそれまでよりぐんと伸びた、一年前の今日に想いを馳せつつ、今回の記事は終わりにしたいと思います。
書きながら聴いてた曲
サントラ/Creepy Nuts ×菅田将暉
(見たお前が勝手に重ねる仕事、ほんとに、ねえ)
(@8ppier)
マシュマロ