アイドルは別腹

おなかがいっぱい、っていつ来るんだろう

さびしさの嵐のあとで

(また前置きが長いので飛ばしてください)

 

ライブの中止が決まってからしばらく、というか最近までずっと、コロナ疲れからかジャニーズからわりと離れていた。

アラサーで、独身で、彼氏いなくて、友達も家族もいない地域で一人暮らし。テレワークにはならず、残業時間はコロナなんて関係なく、就業以来の最高値をたたきだした。マッチングアプリで出会ってやりとりを続けていた男性は自粛を馬鹿にするひとだと知って連絡するのをやめた。

 

毎日22時まで仕事して、家に帰って空腹で目が覚めないように、たいした栄養価もない、というか自分でも何食べてるのかよくわからないものを胃に入れて、浴槽に浸かる余裕もなく、烏の行水の如くシャワーを浴びたらすぐに寝る生活。休みの日の行き先なんてスーパーぐらいで、あとはひたすら、ほぼYouTubeとANNのタイムフリーとお友達。

 

そんなわたしとは逆に、在宅勤務になって、平日から華やかで手の込んだ料理を作る時間ができたひと、島をつくりはじめたひと、旦那や赤ちゃんの写真をここぞとばかりに載せるひと、にんじんやら身長やらよくわからないバトン、知らない人の顔が並ぶzoom飲み会のスクショ。

そんなおうち時間の増えていくストーリーとタイムラインを見るのが辛くて、Instagramは早々にアプリを消した。Snow Manだけ始めたSNSがweiboだったときは散々文句言ったけど初めてこの選択をありがたいと思った。

 

けど、それでも、Snow ManYouTubeの更新はその日に必ず見ていたし毎回とてもたのしかったけど、いつものようにリピートすることはなかった。テレビなんてほぼ見てない。paraviはいまだにダウンロードすらしてない。すの日常もすっかり頭から抜け落ちていた。めめこじの冒険も、色違いのつなぎの番組も、わたしはまだ知らないままだ。2人体制になって、電話越しの声のように聞こえるラジオは一人暮らしで仕事以外で会話をしないわたしにはなんかやたら辛くて聴かなくなった。

日常が日常でなくなっていくのがしんどくて、ライブや舞台という頑張る理由がなくなって、Twitterでも怒りが湧くばかりで(非難的な意味のものではないけど、最近政治的な事柄のツイートばかりだが垢分けしてないのかとご質問いただくほどだった)

とにかく、意図してではなかったけど、Snow Man、ジャニーズから(個人的には)だいぶ離れた生活を最近まで送っていた。

 

アイドルを好きでいることは元気をもらえるから続けられてる趣味だって思ってたけど、どうやら違った。元気だから、日常にあって当たり前だったから、趣味って続けられるんだと今回のことで痛感した。

 

でも、ただひたすら、わたしのどうでもいい生活だけ呟くアカウントに逃げるようになったら、少し楽になった。名前も違うし、そこではただのOLだから、わたしのことなんてちっとも知らない人たちからくる、そのどうでもいいことにくれるいいねがありがたかった。

それからジャニーズを聴かなくなった分、色んなバンドに興味を持ち出した。それこそライブという戦場で生きる人たちの歌だけど、わたしはその人たちの生の良さをまだ知らないから、音楽を聴いてもしんどくならないのがよかった。たのしかった思い出が脳裏に浮かぶことがないのは、とても気が楽だった。

 

私にとっては、そんな中での「Johnny's World Happy LIVE with YOU」最終日の公演だった。

 

 

 

(はーい前置き終わりまーす!)

 

 

 

 

 

最高に楽しかった。

一人でベッドの上で見てたけど、めちゃくちゃたのしかった。前回同様、ペンラの海を再現してくれるジャニーズが愛おしくなった。ほんとに楽しすぎて涙が出た。毛穴が爆発する彼らを見ながら私は涙腺が崩壊した。

 

SixTONESを見るのも久々だった。流石の一言だった。Hysteriaのイントロが流れた瞬間、体が震えた。SixTONESの曲はとにかくイントロがカッコいいものが多い。こちらのボルテージを一気に上げてくれる。そのままSixTONESの世界に引き込まれる。JAPONICA STYLEの久々の扇子パフォーマンスはやっぱり大好きだと思ったし、新曲も衣装はシンプルだけど歌唱力がアホほど要求される複雑なもので、これをシングル2枚目にもらうんかと戦慄を覚えた。そしてもーとにかく森本慎ちゃんが終始イケ散らかしまくっていた。どうやったらあのいかつい見た目なのにあんな繊細なピアスが似合うようになるのか教えて欲しい。

 

3組バージョンのWash Your Handsは愛しさが溢れすぎてて今の所一番リピートしている。笑

Twitterにも書いたけど、一番破天荒そうなSixTONESが立ち位置ほぼ守っていい子に踊ってるのがほんとうにかわいくてたまらなかった。まじめなんだよね、すごく。ほんとに素直なひとたちだよね。

 

Snow Manはもう、兄貴どもの大暴れがおもしろすぎる。中でもほんとに、宮ちゃん!ああいうことするようになったのほんと嬉しい!宮ちゃんは本当は楽しいこと大好きなんだよね。佐久間くんの次に暴走機関車なのはほんとは宮ちゃんなんだよね。でもね、たぶんね、あれ康二という存在がいてくれるからなんだよね。個人的に佐久間くんはふっかちゃん、宮ちゃんは康二が受け止めるの上手な気がする。ツッコミを担える子が1人増えたのは強い(だてさくの動きが止まるわけではないけど)

そのなかで、勿論あべなべもそうなんだけど、めめらうの年下2人が楽しそうにしてくれてるのほんと嬉しかったなあ。

 

そして世界一かわいいKinKi KidsのWYH。入りたてのジュニアか?ってくらいたどたどしい振り付け。すりすりできてない。のびのびできてない。そして終始ニヤニヤしている。なんなんだ。かわいい。どこよりかわいい。

なのに最後、「我々は、えー、うろ覚えですが、みんなは上手に楽しく踊ってください!」と丸投げ。最高か。お二人自身はもう2度と覚える気なさそうなのもいい。そうです踊るのはヲタクです。ありがとうございました。でっかい兄ちゃんだらけのスノストの合間にふたりぼっちの小さめのお二人、可愛かったです。。

 

 

Snow Manの本編は、もーほんとに、デビューコンサートではやく見たくなった!いい曲たくさんもらってるね。ジャンルの広さがSnow Manだなあって思う。D.D.とCry outでバチバチに決めたあと、Snow Worldのわちゃわちゃからの朗らかMC、それからのKMP、Crazy〜はズルすぎ。わかってんな〜!!!と思わず唸った。

 

自担である佐久間くんのパフォーマンスも、久々に見たけど、やっぱりわたしはこの人のステージ上の姿が大好きだ。命削るように全力を出してくれる姿が好きだ。佐久間くんを見るだけでみんなが笑顔になるのが好きだ。いつまでも特攻隊長でいてほしい。そして圧倒的にパフォーマンスが最高なひとでいてほしい。あと、本当にあなたに出会えてよかったと泣いたのがあの多幸感あふれるSnow Worldの途中だったのはここだけの話。

 

そして、やっぱり、ひーちゃんの穴はほぼきれいに埋まってた。この言い方が良いのかわからないけど、今のSnow Manの立場って、1人いないことをパフォーマンス中とにかく悟られないようにしなきゃいけないと思ってて、初めて見たひとにも物足りなさとか感じさせないことが重要で、そういった意味ではほんとに、ほぼわからなかった。Crazy〜は彼振り付けだし9人のフォーメーションがかなり効く曲だからたまにあれ?ってなることはあったけど、それでも知らないひとにしたらわからなかったはずだった。(カメラワークが全体通してあんまり俯瞰視点なかったのも幸いだったかもしれないけどね!)

ただ、まあ、それでもね、早く帰っておいでねとは何度も思った。Snow Manの顔なんだもん。いなくて大丈夫なわけないんだから。はやく9人に直接おめでとうが言いたいな〜!!!!

 

そしてコラボ。わたしは正直、スノストのくくりに思い入れがちっともない。君たちは切磋琢磨した日々があるかもしれないけど、彼らを横並びの2組だと思ったことはJr.時代にないし、それは歴代の少年たちのポスターが証明してくれているよ、、とずっと思っている。正直並んだのは2020年1月22日からでは?とすら思うので、少年たちのあれこれにも別になんもないんだけど、

それでも、今回のFire Stormはすごく素敵だった!

今回いないひーちゃんの穴は、映画では子供たちのショーで踊っていたラウちゃんと、映画にすらいなかっためめが埋めてくれた。舞台でずっとニコイチだった組み合わせ(ふかほく、みやしんとか)もみせてくれた。きょもなべが向かい合った。

 

そして、黒房〜!!!!!康二〜!!!!!(泣)

関西を背負ってSnow Manに来てくれた、たくさんのファンを連れて、それからもたくさんのファンを増やして、デビューにこぎつけてくれた康二が、黒房のパートを一人で担っていた。死ぬほどかっこよかった。かなり前のようにすら思える梅芸の頃からは考えられない未来だった。

 

そして14人でメンステに走っていく姿。ジェシーの横にはふっか。きっと最初で最後。そこにいないひーちゃんを想わないわけにいられなかった。

でも、曲が終わって、みんな朗らかに話しはじめたなかでのラウちゃんの

「初めてワンカメに参加できて嬉しかった!」といってくれたその言葉で、今回のFire Stormは完成したと思う。彼らの歴史ごと愛してくれること、そこに入れることが嬉しいと想ってくれる、最年少の気持ちが本当に嬉しかった。

2組のオリ曲のコラボも素敵だった。14人の胡座から始まったAmazing!!!!!!、ほんまに鳥肌がすごかった。

 

それでもさっきも言ったみたいに、スノストが交わることにそこまで何も思わないけど、でも、彼らが望むなら、これから何年もして、ベテランと言われるようになっても、15人みんなが同じ場所に集まれる未来があることを祈った数分間だった。

 

 

 

文が長くなってきてしまったのと、なかなか言葉にならない感動で、KinKi Kidsについては書くのが難しい。

でも、これが音楽の力なんだと、一番感じたのはやっぱりKinKi Kidsの時間だった。

重ねた年月の中で、数ある曲の中から、選んでこれる曲があの並びだ。しかも、若手のうちから歌い続けているものがほとんど。こんな時だからこそ、という曲の幅がちがう。続けることの重みを知った。スノストにも、もちろんお二人ともとタイプは違うけれど、言葉にできない力を与えてくれるような人たちになって欲しいなと思った。

 

歌詞を見ながら、お二人の顔を見ながら、曲を聴いていると心が震えた。心なしかお二人の目が潤んだように見える姿、言葉を一つ一つ選びながらこちらの気持ちに寄り添ってくれる姿、、ジャニーズという場所で、アイドルであり続けてくれるお二人に感謝と尊敬の念が絶えなかった。

 

 

最初の話に戻るけど、やっぱりこの間、わたしはしんどかった。別に終息なんてしてないから、これからもどうなるかなんてわからないし、そうじゃなくても不安を独りぼっちで抱えなくちゃいけない夜なんていくらでもやってくるんだろうけど、これで少し乗り切れる気がする。

今回こんな風に、しんどさを労うかのように、全力でパフォーマンスしてくれた3組のみなさんには感謝しかない。彼らが意図してないところで元気をもらっているひと、きっとわたしだけじゃない。やっぱりアイドルってすごい存在だなあ。

 

 

またいつか、いや、できればなるべく近いうちに、そんな素敵な人たちに直接歓声を届けられる日が来ますように。

 

 

 

読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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