アイドルは別腹

おなかがいっぱい、っていつ来るんだろう

あなたと会えた私を誇りに思う

 

Snow Manの皆さん、SixTONESの皆さん、改めてデビュー決定おめでとうございます。

配信で決定の瞬間を見届けさせていただきました。

心には喜びより安堵が広がったのが正直なところです。これから先、ずっとみんなのことを見ていられるんだと思えたから。

わたしは1つ前のブログでJr.と約束を交わすのは良くないことなのかもしれない、と書きましたが、その分この約束だけはいつか絶対交わして欲しかった。デビューまでこぎつけてくれてありがとう。チャンスの神様の前髪、ひっつかんでくれたまま走ってくれてありがとう。

 

いや、本当にこんな言葉書ける日がくるなんて思ってなかったな。すごいな。どんな地球の周り方だよ。

 

 

 

すの担からの目線で話をします。

そこには私の気持ちがあるだけでひとに配慮のできる文章は書けないので、読む方はそこをご理解いただければと思います。

 

 

 

Snow Manを応援しているこの5、6年、相反する気持ちと一緒に過ごしてきました。

『デビューしてほしい』と、『いつ最後が来てもおかしくない』という気持ち。

わたしがSnow Manを知ったのは、その時気になってた神山くん目当てで買った『滝沢歌舞伎2012』のDVDでした。後から知りましたが、名前がついて初めての歌舞伎でした。その時に見たリベンジャーがなかったら、わたしはいま佐久間担をやっていません。

 

わたしが知った頃のSnow Manは、グループのくくりがある、先輩のバックJr.でした。無所ではないけどグループの活動はほぼない子達。だからデビューしてくれることに越したことないけど、正直、そんな未来考えられませんでした。

どちらかというと『1日でも長くジャニーズにいてくれ』と思う方が多くて。だからこそ、デビューが決まってもうほんとに、ほんとに嬉しかったんです。

 

アイドルのヲタクをしていて、たまにきく『推しには究極生きてさえいてくれればいい』という言葉があると思うんですけど、わたしはそれをどうしても佐久間くんには思えずにこれまで佐久間担をやってきました。わたしはステージの神様に愛されている佐久間くんが好きです。表現者としての彼が好きです。絶対ステージに登り続けることをやめてほしくない。ジャニーズじゃない佐久間くんは想像したくないけど、もし辞めることになってもどこかの界隈でステージに立ち続ける人であってくれとさえ思っていました。

なんならステージの上で生きステージの上で死んで欲しいくらい。いや激重すぎて笑うわ。

でもこれで、さくまくんは半永久的にジャニーズとしてステージに立ち続けられる世界の切符を手に入れてくれました。永遠なんてないけど、でも、その切符が手にあるのかないのかでこの世界が続く時間は確実に変わる。

 

 

 

贅沢な話だけど、Snow Manには『年齢的に持て余した』『押し出し』のようなデビューをしてほしくありませんでした。長く続けたもん勝ちのようなデビューはしてほしくなかった。結局お情けやんと言われて欲しくなかった。

でも、だんだんバック仕事よりSnow Man単体の仕事の数の方が上回ってきたとはいえ、きっとまえの状態だったらそうとしか言われないデビューだったと思います。ただのタッキーのお気に入りだからね、と。

 

もちろん、その側面がないわけじゃないのは重々わかっています。とんでもねえ壁を最初から隣に立てられて(わたしがSixTONESの担当ならSnow Manと横並びにされがちな事実、絶対やだなってくらい歴然の差があると思ってて、今回だってぜったいSixTONES単体でデビュー発表されてしかるべきだって思ってしまうくらいにはSixTONESSnow Manて差のあるグループだと思ってるので)そんな壁を目にしながら越えようとしながら進まないといけない時点で苦しい戦いになると思っています。Snow Man、まだまだこれからのことが多すぎるから。

 

でも、デビューがぜったい納得出来ない!と100%否定されるようなグループでは絶対ないと思っています。これも贔屓目かな?そうでもないと思うんだけど。決してもう、お情けで決まったデビューじゃない。『報われて欲しい』なんて哀れまれた彼らはもういない。哀れみの意味だけで言われてるわけじゃないってわかってるけど、わたしはこの言葉が本当に大嫌いなんです。日本一悪意のない上から目線の言葉。

別にSnow Manじゃなくても、たとえば私が大好きな丈くんもそうだし、それこそSixTONESでも、TravisJapanでも、どの目線でその言葉使ってんだろうと思うことだらけでした。だいたい報われるべき、べきでない人なんてあの世界のどこにもいないのに、どうしても長く続けた子達が言われがちで、このままいくとデビューが長年の貢献に対する功労賞みたいな扱いに思われそうな気がして嫌だったんですよね。アイドルは慈善で成り立たない。デビューさせようと思われた子達は、長年頑張ったご褒美じゃなくて世間に出したい、言葉汚いけどお金にしたいと思われてデビューを決めてもらえた人たちなんだよって思ってただけなんですけど。なんかよくわかんないですねすみません。

 

 

そして、ここまで読んでくださっている他担の方、以下の文章はご気分を悪くされる方が、多いと思います。ここでやめてもらってもいいかもしれません。

 

 

 

 

あの形のデビュー発表ってしんどかったです。これ以上ない形なのに、思ったよりすぐ手放しで喜べませんでした。なぜならあの発表後、画面にはあまりにも多くの当事者でない子達が目に入りすぎたから。

 

とくに、私の中でこんな歌もらえるなんて羨ましいランキングでTOP2の夢のHollywoodとダイヤモンドスマイル、どんな気持ちで見ればいいかわかりませんでした。配信後に彼らがすのすとのデビューを知ったのはファンと同じタイミングと知ってそんな残酷なことあるんかとショックが心の中に広がりました。大好きなのえるくんのとめどなく流れる涙も、アイランドTVの動画でずっとさくまくんにくっついてくれてたしめちゃんも、目は口ほどに物を言うを体現する大吾くんの姿も、いつだって藤原丈一郎を貫き続ける、いつも通りの丈くんも、苦しくて苦しくて仕方なかった。

 

すの担である私は、哀れまれることを嫌いながら、それでも、あえてこの言葉を使いますけど、負けることには慣れていたように思います。どうしようもない壁の厚みと高さを知っています。そしてそこでなにくそ、と思えることがあるのも知っています。だからあの瞬間、勝者の気持ちは正直わからなかった。勝者になった時、どう喜べばいいのかわからなかった。喜んでいいのかすらも。

 

世間は負けた側にすぐストーリーを作りがちで、たとえば昨年の夏の甲子園決勝、主役は完全に東北初の優勝を目指す金足農で、結果的に優勝した大阪桐蔭は悪役のように扱われていました。史上初の2度の春夏2連覇を掴んだのに。大阪出身の私は、あの頃の記事や、Twitterの反応を見たときのなんとも言えない気持ちを思い出しました。

 

もちろんわたしのTLにも相互の有無関係なくすの担以外の方はいて、おめでとうだけが並んでいたわけではなかったし、それは至極当然のことなんだけどやっぱり複雑は複雑で。

ただ、もう本当に言葉の選択が悪いのはわかっているんだけど、あの場ではやっぱり、デビューを目指すJr.たちはみんなライバルで、勝敗は最終的にデビューの切符を掴めたかどうかで決まって、SixTONESSnow Manは勝者で、ほかは敗者でした。どれだけ勝者が悪役にされようと、切符は勝者の手にありました。

 

でもその姿を見て1番苦しいのはすの担である私ではないのは重々承知の上で、それでも私としてもしんどくてしんどくてならない残りの時間でした。

私は、これまでのジャニヲタ人生で、デビューはいくつもの腕を払いのけ、いくつもの屍を乗り越えた先にしかならないものだと思ってきました。ていうかそれくらいの気持ちがなかったら掴めないものなのかもな、と。ほぼ当事者側で見届けたデビューが関ジャニ∞ジャニーズWESTだったからかもしれない。そこには必ず彼らの旅立ちを経てステージを降りる人たちがたくさんいたから。

 

ただ、わたしはあの場にいたJr.の子たちを、屍なんて言えなかった。だってあんなにも輝いているんだよ。なにが屍なんだ。いつデビューしたっておかしくない、今世間に出さなきゃいつ出すんだって子ばかりで。とらじゃも、なにわちゃんも、はいびーちゃんも、他の子たちも、あんなに素敵なのに。

Jr.で頑張るSnow Manを好きでいた時間は長すぎて、その間にたくさんのJr.を知りすぎて、簡単に「お先に失礼!」なんて言えるはずがなかった。

 

 

でもこれはすの担のわたしの傲慢で、わたしがデビューを見届けた側なら絶対に腹の立つ意見であることも、そしてこんなこと思ってると結果的にSnow Manのデビューを喜んであげられないことになってるのも、わかっています。わかっているんだけどね。

 

 

 

結果的に、やっぱり素直に喜ぶことが1番だなと思いました。正直、このデビューを手放しで喜べるのすの担だけだと思うんですよ。たくさんのお膳立てがありながらも、実力つけてここまでみんながんばってきて。もちろん後味の悪いことだってある。結果として他から戦力を奪い取ってしまったこともある。でもSnow Manにマイナスってなくて。だからこそいろんな人の想いが、彼ら一人一人に乗っかっていて、それを9人で背負っていかないといけないのが今のSnow Manだと思うから。

 

 

手放しで喜ぶことにしたわたしの1番の気持ちは、「自担がデビューって素直にすごない!?やばない!?もうJr.担じゃなくなるの!?手元にCDがくるの!?DVDも!?オリ曲だけで固められたセットリストを楽しみにライブに行けるの!?なんなら自担のソロ曲ができるかもしれないの!?えーーーーどうしよう幸せしかなさすぎんか!?生きてられるかな!?」だった。アホか。

 

いや、でもデビューってすごいです。

公演はいつだってグループ単独で、CDが出て、その度に番宣でTV番組にでられて、ファンクラブができて、もしかしたらテレビのレギュラーができたり(ラジオはビオレさん提供で決まりましたね!おめでとうございます!)ライブが映像に残ったりして、名前の紹介の後ろから(ジャニーズJr.)がなくなって、Snow ManのバックにJr.がついて、カウコンに出られて、年男ユニットにも参加できて、うあーーーー夢は広がるばかり!そこにSnow Manが?信じられない!

ゆめだけど、ゆめじゃなかった!

とわたしの中のサツキとメイが申しております。今本当こんな感じ。

 

そういえば発表の翌日、お昼頃だったと思うんですけど、到底手のつかない仕事中に「デビューかあ、、、」とぼんやりしていたとき、胸の奥がほんとうに、ぽっとあたたかくなったんです。そしてじんわりそのあたたかさが体の真ん中に広がっていったんです。こんなの初めてのことでした。

わたしは生涯、あのとき感じた心の温かみを一生忘れないと思います。二度とない経験をさせてくれたSnow Man、そして佐久間くんに本当にお礼が言いたい。

 

 

Snow Manのみんな、本当に、本当にデビューおめでとう。

諦めずにここまで走ってくれてありがとう。これからだね。ここからだね。ずっとついていかせてね。どこまでも遠くに飛んでいってね。もし手が届かなくなったとしても、へっちゃらだよ。そんな誇らしいことないから。もっと遠くへ、高みへ一緒に行こう。てっぺんだけとりにいこうね。

 

 

最後に、わたしが発表後聞いていた曲の歌詞を引用させてください。

 

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予想もしなかったから 驚いているだけ
こんな嬉しいこととは 知らなかったの
今日まで 歩いた道を 正しいと思える
魔法がとけてくみたい そんな気持ちよ
薬指の決心をあなたが初めてくれた
へんね 涙止まらない
うまく伝わって 心からのありがとう
あなたと会えた私を誇りに思う
ずっと一緒ね 小さな宝石に誓って

 

             DREAMS COME TRUE『薬指の決心』

 

 

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