アイドルは別腹

おなかがいっぱい、っていつ来るんだろう

ダンスとバレエからSnowManの推しを探してみてほしい

 

 

お金がないからさ!と半ば開き直るようにちっともSnowManのためにならない思いをぶちまけてしまった一つ前のブログの反省として、ずっと書きたかった、踊りとSnowManのことを書きたいと思います。

(※長いです)

わたしが子供の頃に10年間やっていたバレエのことも少し絡めながら。クラシックバレエの世界にいるような人たちばっかりなんですよ、SnowManの皆様は、、、

 

ダンスへの定評はすでにあるけど、この記事からSnowManの中ですきな踊りをする子が見つかるひとがいたらいいな、もうSnowManがすきな人にも共感を得てもらえたり、なるほど!とかいやいやお前わかってねーな!?とか、思えるところがあればいいなー。という想いで書きました。最初に考えたのがもう2年くらい前で、人数も増えたのもあってどちゃくそ長い記事になったので、お時間ある時に流し読んでいただければと思います。

 

 

 

 

9人に増え、またさらにダンスの個性が増したSnowMan

全員バラバラの体の動かし方をしているのに、なぜか揃って見える不思議。

 

◇岩本照

先頭、センターに立つことがおおい、SnowManの顔、岩本照くん。

彼の魅力は、なんといっても体幹のしっかりしたブレないダンスと、足さばきの見事さ。

体も大きく手足も長いので動きが大きく見えますが、鎖骨から骨盤にかけて、つまり胴体ですね、そこはほぼぶれません。そのかわり脚がまあ動く。細かいステップが踏みやすいように踵に重心が乗ることが少なく、ダイナミックさと軽やかさを兼ね備えた踊りをします。顔の動きも多め。正面だけでなく横や斜めを向いていることもしばしば。

個人的にはひかるくんの真骨頂はその足さばきなので、ご自分で振付もされている『Party! Party! Party!』が本当に素晴らしいなと思っています。

また、カウントは後半に余裕を持たせるような形。振り付けの中にポーズを決める瞬間を上手く入れているので、写真を撮られても綺麗にポーズが写るタイプの人だと思います。フォトセがいつも決まってるのはそれも理由かな?

 

バレエに例えるなら、ひかるくんは『海賊』。

いやもうこれはね、衣装を着てくださいってかんじなんですけども。隆々とした筋肉が露わになった上半身裸の衣装、ダイナミックな振付。そして常に余裕が感じられる表情。ひーくん以上にこれに合う人なんかいませんわ、、

https://youtu.be/bF9R2XdI4gk

 

もし女の子なら、『眠れる森の美女』の善の精、リラのVa.(バリエーション。バレエで言うところのソロ)を踊って欲しいなあ。これぞパドシスのトップ!という風格がないと出来ない踊りなのですが、ひーちゃん絶対似合う。コーダの連続フェッテもバッチバチに決めてほしい。

https://youtu.be/HkK5sgz7kn8

14:30から見てもらえるとリラからコーダになりますが、普通にすごく素敵なプログラムなのでお時間あればぜひ初めから見てほしいです。

 

目黒蓮

曲によって人格が変わる、目黒くん。

まだしっかり見はじめて時間が浅いので言えることは少ないのですが、、!

これまでにあがったYouTubeの定点動画だと分かりづらいですが、滝沢歌舞伎でのパフォーマンスを見る限り、どの曲を見ても、踊り方がその時々で変わるんだなあという印象を受けます。きっと振付師さんのイメージを素直に受け止めて、クセなく表現しているんじゃないかな。

『逆転ラバーズ(MVを見て欲しい)』と『蒼き日々(滝沢歌舞伎2018で見られます)』では本当に同じ人?というような対比が見られます。クセがない人なので特徴は掴みづらいのですが、とにかく余裕の感じられる動きが美しい。

あとはとにかく背が高く手足が長いので全ての動きのリーチがでかいんですが、その分大きく動きすぎることはせず、周りの調和を図っているのかな?とも思います。腰の位置はかなり低め。例えば一番背の低い佐久間くんと並んでも頭が抜きん出ることがないので、集団の中で浮かないようにかなり腰を落としているのではないでしょうか。あとはその落とした腰の動きがずるいですダントツしんぷるにえろい←

 

バレエの世界に例えるなら『ロミオとジュリエット』。シェイクスピア×旧家同士の争い×悲劇×目黒蓮ってもうそんなん似合うしかないでしょ、、

悲劇はもちろん似合うのですが、仮面を外した状態でジュリエットと可憐に踊るシーンは見ればきっと恋に落ちます。

https://youtu.be/yEuPpofAv0I

女の子で踊ってほしいVa.は、『白鳥の湖』のオディール(黒鳥)。

圧倒的な存在感と王子を骨抜きにするような色気と高いスキルがないと出来ないVa.を踊りきってほしい。どこか不気味な音楽の中で誘惑するような踊りなので、普段とのギャップにやられる先輩後輩多数のはず。

https://youtu.be/EsnLLvW63u4

 

◇ラウール

上の2人とは対照的に、生まれ持ったでかい体はでかく使ってなんぼじゃい!!!と言わんばかりの身体の使い方をするのが最年少ラウールくん。

若さ溢れるフレッシュな動きと、少し大人びた綺麗目の動きのハイブリッド。埼玉での『青春アミーゴ』や、歌舞伎の『Maybe』など、ジャズやモダン、コンテンポラリーなどの綺麗目な動きが得意で、腰を低く落とさないといけないヒップホップや難しいステップの多いハウス的な踊りはまだまだ慣れないのかな?という印象です。

『Make It Hot』で多分1人だけやたら大きく見えるのは腰の位置が原因かな、、いや股下のサイズがそもそも規定外だからなあの子、、しゃがんでもしゃがんでも沈まないんだろうな笑

でもダイソンレベルの吸引力で日々成長してる彼なのでそんなことは小さなことだと思いますね。

 

バレエに例えるなら、『眠れる森の美女』。

2幕から登場するデジーレ王子は、100年の眠りについている王女オーロラを、善の精リラの導きにより助け出します。やがて王子は、彼のキスにより目を覚ました王女と真の愛を誓い幸せに暮らしました、という形の話の進み方なのですが、長く燻っていたSnowManに颯爽と現れた救世主(しかも世代が違う←)、なんだかラウちゃんに重なりませんか?

https://youtu.be/WkcW8yfs6qU

女の子なら、エスメラルダのグランパドドゥのVa.を。タンバリンを手首や足で鳴らしながらポーズを決める振付が印象的なんですが、エキゾチックな色気のあるラウちゃんにはきっとぴったり。

https://youtu.be/uJyoYdJTIW4

 

阿部亮平

180超えの高身長の3人のお話の次は、これぞアイドル!な踊りをしてくれる阿部くんのお話。

ハロプロの子やね!?というような女子ドル感とジャニーズJr.のシャカリキ感を忘れない人。これまた長い手足を使ったダイナミックな動きが特徴。正確なカウントが一番見える人かな?真面目さが伝わります。

また、どちらかといえば外への力が強い放出型のダンスをする人かなと思います。たとえば、『Make It Hot』のしょっぴーの「いつまでも いつまでも」の後の全員が上を向きながらガッツポーズを広げるような振付け。ここの手の開き方が阿部ちゃんはとても綺麗です。あと、このタイプの踊りをする人は踊りがばたつきがちになるけど、阿部くんはポーズの一つ一つがとても美しいのであまり気になりません。

 

バレエに例えるなら、『ラ・フィユ・マルガルデ』邦題は『リーズの結婚』。

このお話の、とにかく明るく可憐で華やか!な雰囲気が非常に阿部ちゃんぽい。

リーズとコーラスが愛を語り合うシーンや、冒頭のリーズの家のドアノブにコーラスがかけた一輪のバラを見つけた彼女の可愛らしさときたら!リーズが他の男性との縁談を結ばされそうになる大きなピンチも2人であかるく乗り越える感じも、阿部ちゃんにとっても似合いそうな感じがします。阿部ちゃんコーラスがリボンを持ってリーズと可憐に踊ってほしい。

https://youtu.be/MLNaLrXDAPI

女の子なら、そのままリーズのVa.を踊ってほしい。町娘の明るさがふんだんに盛り込まれた可愛い衣装と振付はきっとぴったり!

 

 

向井康二

外側への放出型が阿部ちゃんなら、内側への引き込む力が強いのが康二かなと。この2人並べてみるとぜんっぜんちがう動きしてます。

手を胸に引き寄せる仕草、開いた足を揃える時のキレなど、内側へ自分を引き込む振付でとても美しさを感じます。ターンも、アンデオール(外側へ開いて行う)より、アンデダン(内側へ巻き込むように)のやり方のものの方が綺麗かな?と思います。

2018年8月?に少年倶楽部で披露された『Hit the floor』では、外側への動きももちろんですが内側への動きがとにかく綺麗なのがわかりやすいので、ぜひHDDを漁ってほしいです。

対比という面では2018年3月.4月にまいジャニと少クラで披露された『Electric Shock』もおすすめ。阿部ちゃんと同じ放出型(と、勝手に思っている)大吾くんとの比較をしてみてもらえたらと思います。

 

バレエに例えるなら、『シンデレラ』。バレエに限らずですけども、康二にガラスの靴拾われたくないですか、、?運命の人として康二に探してもらいたくないですか、、?シンデレラを、外見の愛らしさだけでなく内面の美しさもちゃんと見抜いていたところも、康二の底なしの優しさに重なります。

https://youtu.be/Cczg-moMp5Q

 

女の子なら、ライモンダ第三幕のグランパドドゥのVa.を。いるんですよ、レッスン前は底なしに明るくてストレッチしながらバレリーナかほんとお前!?ってぐらいテンション高い子。なのにそういう子っていざ踊り始めるとパッとスイッチが入ってクールな踊りするんですよ。このVa.は淡々としているようで余韻が残る、洗練されたもの。絶対似合う。

https://youtu.be/yzUAFVvjEEM

Va.自体は3:30〜6:30ごろまで。

 

◇深澤辰哉

失礼を承知で、わたしは長らく深澤さんの踊りについて「この人は、ダンスがうまい部類に入る人なんだろうか、、?」と思っていました。めちゃくちゃ失礼。悪口が言いたいのではないです。踊りが嫌いとかそういうんじゃない。単にわたしが彼のダンスのよさをわかっていなかったんですね。

後述する渡辺くんのシンプルさとはまた違ったものでもあり、だからといってクセが強いわけでもない。(さくひーだてが強すぎるのもある)そんなわたしに答えをくれたのが、岩本照氏のこの言葉。

『ふっかは俺の求めてるニュアンスをつかむのが一番上手い』

ああ、これだと。あまり好みではないかなとは思いつつ、ふと目で追ってしまうのはこれが原因かと。ニュアンスってのは非常に曖昧なもので、表現を一つ間違えればへにゃへにゃ、なよなよ、やる気が見えにくい、に繋がるものなんですよ。とくにポーズをしっかり決める子や目一杯体を使う子の近くだと余計に。わたしは佐久間担でやっぱり彼に目が行くので、そのせいもあって深澤さんの良さに気づけていなかったのかもしれません。

 

岩本くん振付の『Party! Party! Party!』では、非常にうまく力を抜いているのがわかります。一人称『僕』の男の子だけど、余裕そうに女の子を誘う歌。僕が欲しけりゃついてきなよなんて言ってしまう。わたしはこの歌の男の子のことを健康的チャラ男と呼んでいるのですが(やめなさい)、背伸びしてそうでしてない、軽そうで軽くない、という曲の、そしてそんな曲に振りをつけたひーくんが伝えたいニュアンスとはこのことなのかな、というのをふっかちゃんを見ておもうようになりました。いわふかはこんなところにもあるから怖い(?)

あとは余談ですが、ふっかちゃんの何よりの魅力はパフォーマンスにアラサー男性相応の色気がバカ漏れしてるところだと思います。あれ意識してできるもんじゃないぞ怖い。

 

バレエに例えるならもう間違いなく『ドン・キホーテ』のバジル。わたしねえ、人に好かれて可愛がられてそして金がなくてでも彼女のことは大好きで、そんなんだから彼氏のお父さんには絶対嫁にはやらん!って言われるんだけど、キトリと添い遂げるためなら狂言自殺もやっちゃうし、最後決めるとか決める(三幕のパドドゥは男女ともに高難度技のオンパレードです)バジルが大好きなんですね。

お高い服着てるの知ってるけど、わたしふっかちゃんには「マジで金ないんだけど〜!」って言ってて欲しいんですよね。言ってるの見たことないけど。ドンキの明るい感じとにかく彼女大好き!彼氏が大好き!な感じとか、夢の場とかみたくちゃんとバレエファンタジーにあふれたところが魅力たっぷりなふっかちゃんにぴったりだなと思います。もしかしたらBBJのエイジのイメージを引きずり続けてんのかな?わたし

https://youtu.be/UPbivyW_hc4

 

彼はバレエだと『くるみ割り人形』のキャンディボンボン(小林幸子の衣装みたいにスカートが膨らんだ装置を着てなかからちっちゃい子供を出す)が適役、、だと思うのですが女の子なら『眠りの森の美女』のフロリナ王女のVa.かな。フロリナの相手役は青い鳥なんですが、優しい音楽と口元に手を持ってくる振付が可愛らしい曲です。きっとあの優しい雰囲気に合うんじゃないかな。

キャンディボンボン

https://youtu.be/KEgUwOj3-Q8

フロリナ

https://youtu.be/ijKAhT2Gbuo

 

渡辺翔

次は先程ちょろっと名前が出た渡辺くん。

彼の踊りのよさはなんといってもシンプルなところ。シンプルイズザベストとはよく言ったもので、わたしは彼がいるからSnowManが全員バラバラにからだを動かしていてもまとまっているように見えていると思っています。彼の過去の発言でもあるとおりに、基本的に彼は振付師さんの動きを細かい角度まで確認します。『Party! Party! Party!』でもほぼ常に目線は振付担当のひーくんに。2人が横に並ぶとまるでコピーのように見える時があります。これは個性がないんじゃなくて、あえてそこで勝負せずにグループとして勝負をしたい、いつでも俯瞰的な目線を忘れない彼ならではのある意味での個性なのだと思います。言うなればお手本。もし定点見てダンスを覚えるならわたしならお手本に渡辺くんを選びます。基本に忠実な人は美しい。

 

バレエに例えるなら、『コッペリア』のフランツ。

この人もねえ、スワニルダのこと大好きなんですけど、謎の少女コッペリア(じつは街の変わり者のじいさんがつくった人間そっくりのからくり人形)に目移りしたり、愛で結ばれた恋人同士にしか鳴らせない麦の穂が鳴ってなくて焦るスワニルダに「鳴ってる鳴ってる」って適当言い散らかして関係こじらせるんですね。挙げ句の果てさっきのじいさんに騙されてからくり人形に命ふき込むために変な魔術で心臓取られそうになる(そしてスワニルダに助けられる)とかね。軽いのに彼女のことは一番好き、でも調子良くて軽い、たいてい昔話ってのは女の子側が助けられる(眠りの森の美女みたいに)のに助けられるんお前かーい!みたいなんとか似合いそうでしょ?

https://youtu.be/8cau34SjSjg

 

女の子なら、もう絶対『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』のVa.を踊ってほしい。あの踊りのすごいところはカトルやエシャペ、ピケとかフロアレッスンで子供の頃からやる基本的な動作が振付の中心なのに、それをスピーディかつ完璧にやらないと全部崩れるところ。基礎を大切にしない子じゃないと全てが死ぬ踊りですが、基礎がしっかり出来る子には是非踊ってほしい曲です。

https://youtu.be/VEo8_seE0eo

 

◇ところで。

もうすぐ6000字ですけどまだ読んでらっしゃる方いるのかしら?流し読みで大丈夫です。わたしこれ書くのに1週間かかってるので絶対一回読むだけでもしんどい。。わたしも疲れてきました。笑

あとふたりですね!

 

 

宮舘涼太

なんといっても優雅さが魅力の宮舘くんの踊り。

ただカウントの取り方は遅取りにみえてかなり正確な方だと思います。SnowManさんって手足の長さがちょっと常軌を逸してるひとたちだらけなんですが宮舘くんもその1人で、たぶん手足の降りるスピードがちょっと余韻持たせる感じなのかな?カウントが早くてややこしい『Make It Hot』ですらあんな正確なのにあの優雅さはなんなんだ、、、

近頃のパブリックイメージに近い、むんむんの色気あるいかにも舘様!な踊りもいいですが、わたしは亀梨イズムを抑えて存分に身体を動かしていたり、秘めたあどけなさのある彼の踊りの方が好きです。

(例としては滝沢歌舞伎2018の『SPARK』とか、あとはA.B.C-Zの『Shower Gate』もそうかな)

深澤くんのエロみが成人男性深澤辰哉から勝手に漏れ出てるものだとすれば、宮舘くんのは"パフォーマンス"としての"お色気系"だと思っていて。それはあの太ってるわけじゃないけどむっちむちの身体とか、彼の作る表情から求められた(あるいは本人が目指す)ものかなと。

 

バレエに例えるなら古典の王道、『白鳥の湖』。わたしはこの作品の王子、ジークフリートってなかなかのすっとこどっこいやと思っていまして。笑

湖で偶然出会った、夜しか人間に戻られない、白鳥に変えられた美女に一目惚れして、その場で永遠の愛誓ったくせに本物そっくりとはいえ明らかに別人のような女へ「君から出向いてくれたんだね!嬉しいよ!みなさーん!僕この人をお嫁さんにしまーす!」って言っちゃって、偽物ってわかって慌てて湖に戻ると「結婚するならオデットみたいな人がいいって言ったじゃないか(謎のデジャヴ)」って言われて最後国を捨てて彼女と心中するという(ハッピーエンドもあります)なんてこったな男なんですが。

徳俵の旦那とかやってるときみたいに、周りへの視野せまっ!みたいな雰囲気めちゃくちゃ出すのうまいし、宮舘くん本人がそもそもなかなかのすっとこどっこいだから絶対似合うと思うんですよね。

https://youtu.be/JP8YtXyhV6k

 

女の子なら、『ドン・キホーテ』第三幕のキトリの友人のVa.を踊ってほしいなあ。

キトリじゃなくて?となると思うんですが、3幕のVa.の楽曲の雰囲気的には友人側っぽいかなと。

白に黒レースのチュチュ、赤いバラの髪飾りをつけて手足の長さを活かしたグランパドシャが見たいです!

https://youtu.be/mFOnTVnBn4s

 

佐久間大介

ラストは私の自担、佐久間くん。

彼にはダンスをやってくうちにどっか捨ててきたやろ?と思っているものが2つあるんですが、それは関節と重力。

バレエを経験しているいわあべよりも、一番バレエの基礎が残っているのが可視化されている人だと思います。

プリエにしろ、ピルエットの綺麗さにしろ、彼の根幹にバレエがあるんだなあというのが見て取れます。手脚の動きに残像が残る感じも、上に上げるときは素早く、降ろす時はゆっくりと言われるバレエの動きにも通ずるものがあるかなと。もうどこまで身体動けば気がすむの!?ってぐらい多方向にかなり柔軟に動く踊りを見ていただければわかるかなと思います。ただブレているようには絶対見えないのは体幹がしっかりしてるからだろうな。

 

カウントはずっと早取りなだけかと思ってたんですが、どちらかというとカウントじゃなくてメロディーにあわせて踊ってるんでしょうね。本人も自分のパートじゃなくてもよく歌いながら踊ってるし。あとこの人の怖いところって、アクロバットの滞空時間も調整できるんですよ。『ZIG ZAG LOVE』のはじめの宮舘くんと交差するロンダートバク転バク宙も、音楽にぴったりはめてきてます。怖い。

多分この人、音楽と踊って遊べる人なんでしょうね。これはセンスも必要だけど踊り込んできたという結果もないとできないこと。ただ上手いなあと思わせるじゃなくて、「こんなに身体が動いたら踊るの楽しいだろうな、羨ましいな」と思わせるくらいの動き。

 

そんな佐久間くんにぴったりなのは、『くるみ割り人形』。少女に贈られたクリスマスプレゼントである兵隊のくるみ割り人形が実は雪の向こうのお菓子の国の王子様だったなんてそんなファンタジーあります?素敵すぎる。

クリスマスの、たった一夜の少女の夢。色とりどりのお菓子と、金平糖の女王と王子ののパドドゥ、そして最後の花のワルツ。夢がいっぱい、様々な国のお菓子たちが魅せてくれるこのお話は、どんなジャンルの曲でも全く違う佐久間くんを魅せてくれるようなところが重なるなと思います。

https://youtu.be/c2SRjSAeoIw

 

女の子なら、『ドン・キホーテ』第2幕、夢の場よりキューピッドのVa.かなと。小柄な女の子がくるくるのパーマとか金髪の髪をして、くるくると弾むように踊るんですが、もう佐久間くんにしか見えない!女形をした時みたいな、優雅な動きもきっと似合うので、『眠りの森の美女』のオーロラ姫のVa.とかも絶対似合うと思いますが、もうそれ以上にそのまんまなのでキューピッドで。

https://youtu.be/-oN0A9RRmYo

 

ちなみに、SnowManさんにコールド(群舞)をしてもらうとすれば、『くるみ割り人形』の『雪の精たちのワルツ』か『花のワルツ』で!!!!!お願いします!!!!なんなら今のまま創作でこの曲たちで踊ってほしいほどです!!たぶんあまりの美しさに泣きます。

花のワルツ

https://youtu.be/2DiL3p98ejE

雪の精のワルツ

https://youtu.be/e89qAsIOhWk

 

というわけでいよいよ8000字超えてしまったので、今回はこの辺で。

最後に言い残すとすれば、SnowManのダンスは何年見ても進化に考察が追いつかないのでぜひぜひぜひ、何度も何度も何度でも見てほしいです!

 

こんな長々とした記事を、最後まで読んでくださってありがとうございました!

 

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