キャッシュオンデリバリーの話
キャッシュオンデリバリー って打ち過ぎて予測変換にバッチリ出るようになったこの頃です。
今更ながらキャッシュオンデリバリー のお話。
Snow Manより深澤辰哉くん、佐久間大介くんの2人が主演に抜擢された、彼らにとっては初の外部、主演の舞台。
滝沢歌舞伎のおまるちゃんと金ちゃんを3年間やってきた2人にはピッタリのコメディーのお仕事。
SHYBOYプロデュース公演の旗揚げともなるこの作品。
海外原作のこのお芝居は元々人気の作品で、
日本でもすでに山寺宏一さんらによって演じられている、正真正銘のストレートプレイ。
そんな舞台に2人が選ばれたことが、まずとにかく嬉しかった。
概要としては社会保険を駆使して生計を立てる深澤くん演じるエリックが、その事実を暴かれまいと佐久間くん演じる2階部屋の間借り人ノーマンを巻き込んで嘘に嘘を重ねて行くというストーリー。
よくこれを翻訳して日本語の脚本にしはったな!!!???というほど、彼らの中でセリフが噛み合い、エリックらに巻き込まれる人々が勘違いに勘違いを呼び、事はどんどん大きくなっていく。
イメージとしてはアンジャッシュのコントのようで、話の食い違いがずっと続いていくのと絶妙な日本語の言葉遊びが散りばめられている。
稽古期間のインタビューで、とにかくセリフ量が半端ないと二人とも話していたけれど、観ると納得、しかもセリフを間違えると意味が全く通じないし噛めばテンポがおかしくなって全ての空間が壊れるような危うさがあって。
でも、そこは深澤佐久間のお芝居(?)コンビ。
初日の異様な空気感の中で、一度も噛まずテンポも崩さなかった。(少なくとも気づかなかった)
少年たちももちろん、滝沢歌舞伎で三郎やのりぞう、五郎や十兵衛、、そしておまると金ちゃんをやってきたからこその、初めての外部とは思えない安定感。
なんというか、いい意味でジャニーズに見えなかった。
アイドルというより俳優を生業としてる人にしか見えなくて。
2人が最初に登場する時、
もっとこみ上げるものとかあるかな、とか思ってたんだけど、
あまりにもエリック、ノーマンで
2人がキャッシュの世界にすぐに引き込んでくれたから
深澤辰哉と佐久間大介を全く感じなかった。
そこからは本当に、本当に驚きと爆笑の連続。
わたし、あんなにずっと笑いが絶えないお芝居初めて見た。
周りを固めてくれたキャストさんもすごく素敵で、
とくにチェシントン役の武藤さん、ジェンキンス役の清水さんの演技には本当に引き込まれて、、その他どの俳優さんもセリフを言うたびドッカンドッカン(ほんとこの形容詞がぴったり!)笑いが生まれるすごい舞台だった。
今回、この舞台を見た他担さんに言われて一番嬉しかった言葉が、
「この舞台が彼らの看板になると言うことが素直に羨ましかった」
というもの。
今まで、彼ら自身がきっと一番思ってただろうけど
他の子に外部舞台が決まるたび悔しくて悔しくてたまらなかったけど
深澤くんと佐久間くんが今までのどのタイミングでもなくこのタイミングでキャッシュオンデリバリー に出会うための時間だったのだとしたら
こんな幸せなことはない。
パンフレットもすごく豪華で、2人への愛が詰まってて
大好きな2人が素敵な舞台に出会えたことを幸せに思います。
是非とも。
また再演をしてほしい。
エリックに、ノーマンに、ジェンキンス氏に、チェシントンさんに、、、みんなに会いたい。
本当に素晴らしくて最高の舞台でした。
もう年の瀬だけど、今更ながらの
キャッシュオンデリバリー の感想でした。